jan.28
2018.jan.28

お客様から教えてもらうこと

ここ数日、冷えますね。
東京は先日の雪が溶けることなく屋根や道路に残っていて、滑らないように気をつけながら歩く毎日です。
外に出るのも億劫な日曜日。キルトの今後についてちょっと考えていました。

 

前回の日記で触れたおふたりと、2月中旬にお会いする予定のおふたりには、
入籍はする(した)けれど、結婚式を挙げる予定がないという共通点がありました。
お申し込みのメールに
「お互いの両親などに夫婦を安心して見守っていてね、と渡せるものにしたい」とあり、
式やパーティーを挙げないカップルの役に立てたらいいなぁと思うようになりました。
キルトをどう育てていくか。
お客様に教えてもらうことが本当に多いです。

 

キルトはコミュニケーションツールなんですよね。
夫婦ふたりはもちろん、ふたりと周りの人たちの間をつなぐもの。
口で説明しなくても、手に取れば伝わってくるもの。

 

「ふたりの想いを縫い合わせる」というコピーを作ったのですが、
「夫婦の想い」にしなかったのは、夫婦に限らずパートナーの想いを引き出し、かたちにすることをしたかったからです。
実は、ずっと夫と妻以外でぴったりくる言葉を探しています。
結婚をとりまく状況がこれからますます多様化していくのにあわせて、従来のかたちに囚われないプロジェクトになりたいです。

 

jan.2
2018.jan.2

2018年のこと

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

quiltをスタートした昨年に続き、今年はquiltをパワーアップさせる1年にしようと意気込んでいます。

 

たとえば
・定期的な情報発信(diary、メルマガ、SNS)
・パンフレットをつくる
・サンプル設置場所を増やす
・quiltのウェブサイトでインタビュー記事を公開する
・コースやデザインを充実させる
など、様々な立場の方の目に触れる機会をつくるのと並行して、それぞれの状況にフィットする選択肢を増やせるように動いていく予定です。
なかでも顔をあわせてお話しできる場を増やせたらいいなと考えています。

 

先日、お問い合わせをくださったおふたりがいて、サンプルを持ってお話をしてきました。
そのおふたりがquiltを知ったのはSPURの記事を見てくださったのがきっかけで、「来年(今年)にでも入籍をしようと考えているけれど、人を招いて式を挙げる予定はなく、だからといって何もしないのも寂しいし……」と考えていた時だったそうです。
どんなふうに撮影を進めるかを知りたいということだったので、サンプルを手にとっていただきながら、一連の流れをご説明することにしました。

 

1時間30分くらいおしゃべりをしたなかで、印象的だったのが「私の平凡な人生でも、こんなふうにかたちになるのかな」とおっしゃったことです。
それを受けて、私は間違いなくかたちになる、できると思いましたし、そうお伝えしました。
ご自身にとっては「平凡」な人生なのかもしれませんが、これまで何百人とインタビューしてきた経験からいえば、どの人の人生も唯一無二です。自分の人生を「平凡」「普通」「ありきたり」、ときには「つまらない」と感じている方にこそ、インタビューを経験してもらいたいです。俳優、アイドル、アスリート、経営者やアーティストなど、たくさんの人の目に触れる人は、自然とインタビューを受ける経験をします。本人が望もうが、どうしようが、世の中が求める限りは、自分の歩みや考えを言葉にするし、“誰かに読まれるための”文章になる。
私はこれから、そういった機会がなかった人の人生を記録するために生きていきたいと思っています。自分の人生を自分で振り返るのは難しい。それをかたちにするのはもっと大変なことです。だからこそ、編集・ライターとして仕事をしていて、カメラマンやデザイナーとも繋がりがあって、「一人でも多くの人の人生を記録したい!」と心底思っている私のような人間が、その役を背負うことが大事な気がしているんです。

 

限られた時間のなかでのインタビューということで「緊張するなぁ」「何を話せばいいのかな」と不安に思っている方も多いのかもしれませんね。そのために事前に質問をお送りして、答えていただくことにしています。「高いお金を出すのに、気が合わない人だったらどうしよう」と私との相性を心配している方もきっといると思います。そういう場合は遠慮なくご相談ください。事前に顔を合わせてお話しましょう!

 

最後に。
quiltを立ち上げてから「それで、できあがったものはどういうふうに使うの?」と何度も聞かれるたびに、きちんと答えられなかったのですが、やはりquiltの最も大事な部分は「インタビューを受ける」という経験を提供できるところです。そして、できあがったものは家族や他人に見せるためのものではなく、「自分たちだけのためのもの」という想いをベースに制作していきます。quiltのウェブやSNSでは、サンプルを公開していますが、あくまで「こんなふうになりますよ」という見本なのであって、必ず公開するというものではありませんのでご安心くださいね。